【残念なお知らせ】レース中の暴言、および暴力行為により出場禁止処分とする



先日の弊社主催レースにおきまして、新東京サーキット統一規則書第9章48条5)に該当する参加者がでてしまいました。これにより、対象となるピットクルーに対しは今後の新東京サーキット主催レースへの出場禁止処分を決定し、所属ショップ/チームを通し通知しました。詳細は以下の通りです。


1、ドライバーへの暴力

2、他の出場者への暴言、脅し

3、運営への暴言、脅し


ひとつ前のレースにおいても同じような行為がありました。厳重に注意した上で本人から謝罪があったのにも関わらず、今回上記の行為が再度発覚。ただし、今回のケースはドライバーではなくそのピットクルー、いわゆる保護者がすべての原因に当たるので、ショップ/チームの人間がピットクルーとして登録されるならばドライバーの出場を認める、と伝えました。我々としても非常に残念に思っております。今後の対策としましては・・・


1、同行為へのペナルティーや処罰を規則書へ明確に記載(厳格化)

2、スタッフのピット・パドックへの定期的な立ち入り


ただ、これは大会開催期間中だけの話ではありません。この行為は残念ながら、ジュニアドライバーに多く見られる行為です。過去、同じような行為で運営から注意したのはほとんどがジュニアドライバーの保護者になります。サーキット場ですから、声が大きくなったりするのはわかります。また、モータースポーツは一瞬の出来事や操作判断が多いので、1回のミスであっても『なにやってるんだ!』と、強い口調でと指導するのもわかります。ついついヘルメットを小突くのもわかります。

しかし、

ドライバーを殴る蹴るの行為は理解できません

我々は参加者さま、人様の家庭環境へ口出しをするつもりは一切ありません。しかし、サーキットのパドックは公共の場であり、会場をオーガナイズする立場として、これがサーキットの考えであり方針になるので、ご了承ください。

ここで、皆さまにお願いがあります。


1、過剰な暴力行為になっていると自覚があるのなら、やめてください。
ほとんどの方は冷静になれば、すぐにわかることです。しかし、他の関係者や参加者からの話では常習化している人もいるかもしれません。もし思い当たる節があり、何度やってもそうなってしまう人は“ドライバーをショップやチームの人間(第3者)に任せる”のがいいと思います。


2、パドックで見かけたら教えてください。
皆さまの情報提供を希望します。パドック内は、正直我々スタッフの目の届かない所が多々あります。こっそりで結構です。見かけたら教えてください。


3、どんな時も冷静に
何度も書きますが、ほとんどの方が一般常識を持った社会人ばかりです。ちょっとだけ冷静になって落ち着けば、すぐにわかることです。たとえドライバーがミスをして帰ってきても、他のドライバーに迷惑をかけてしまったとしても、それは殴らなくてはいけない事でしょうか?一時の感情に支配されないでください。


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最後に、上記で“一時の感情に支配されないでください”と言っている自分が、その時に大声を荒げてしまい申し訳なく思っています。しかし間違った事をしたとは微塵も思っておりません。今回はそれほどの事でした。ウチの他のスタッフが、その現場を見て『警察を呼ぶぞ!』と、強く警告するほどの出来事だったのです。

親子間は当事者同士なので『どこまでがいつも通りで、どこからがやり過ぎ』なのか判断がつきません。なので、サーキットにいる間だけは我々オーガナイザーの独断と偏見で判断させていただきます。

以上です。

by n-tokyo-circuit | 2014-10-21 10:46 | NTC BLOG